2020年4月15日水曜日

久々の投稿 Hantekの200Mhzオシロ

久々の投稿です。しばらく在宅勤務でやることがないのと、今年度のおしごとは久々に電子工作系が多いので調べてわかったことをちびちび書いてきます。

しばらく前に職場でUSBオシロの Hantek 6204BD というのを買いました。てきとうにamazonを眺めていたら、200Mhzの4chで2万円台というかなり破格なおねだんで、SDKもあるようなのでロガーとして使えたらいいなあ、もし万が一本当に200Mhzの実力があったらもうけもん、と思って。今は新型の250Mhzのモデルが同価格くらいで売られています。
ちなみにUSBオシロで定評があるのはPicoscopeで、SDK経由でコントロールする使い方も実績があります。だいぶ安くなったけどそれでも200Mhzモデルは秋月で13万円します。なおハイエンドは等価サンプリングオシロですが25Ghzモデルまで出ています。


まず、SDKについては期待できなさそう。一応オフィシャルにSDK一式がありますが、ビルドにVC6とか信じられない環境されるし、ドキュメントも貧弱。もっと新しいモデルはC#のサンプルもあるみたいですが、picoscopeみたいに割り込みをちゃんと使ってソフトが書ける気がまったくしません。labviewで使うくらいならできるかも。

アナログ帯域については、うれしい誤算できっちり200Mhz出ています。サイン波で試したら200Mhzはほとんど減衰無しで、300Mhzくらいまでは減衰しながらついていきます。400Mhzは無理。

下の画像はToFライダーのパルス光を1Ghzのフォトダイオードで眺めた波形。波形の立ち上がりはもっとシャープなはずですが200Mhzすなわち2nsecくらいになまって見えています。2万円なら立派なものです。

SDKに手を出さず、単純にUSBオシロとして使うにはおすすめです。添付ソフトも画面は安っぽいですが良く見たら機能はかなりあるし、反応がきびきびしていて使い勝手は実オシロより良いです。だいぶ前に買ったRIGOLのDS1054Zは要らなかったかもなぁ…


追記:一つ異常動作を発見。3チャンネル以上を同時取り込みすると、画面の横軸スケール表記が正しくない値で表示されます(2チャンネル時500MSPS ⇒ 3チャンネル時250MSPSなのに、それが考慮されてないかんじ)
品評なに見てんの!

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